久慈市名産 謎の海藻 【じっかいそう】 洋野町で発見
幻の海藻「じっかいそう」なぜ幻なのか?それは三陸海岸、久慈市でしか採れないという事と
近年、収穫するおばちゃん達が高齢の為、次々と引退し、採る人がいなくなっている事もあげられます。
何時の日か本当に食べられなくなる日が来るのではないでしょうか。

「八行が」の仲間から「種市産直ひろば」で売っているとの貴重な情報を受け、旬のジッカイソウを
食べたいが為、いや事実確認の為、洋野町に向かいました。
八戸久慈自動車道が種差海岸階上岳ICまで開通したので是川ICから入り洋野町種市へと向かいます。
新しい道路は気持ちが良いものです。

八戸是川ICから入り種市産直ふれあい広場まで〇〇分。種市が近くなりました。

食で例えるなら洋野町は海の幸「種市町」と山の幸「大野村」が合併してできた町。
定年後の理想郷です。うわさではビックダディこと林下さんが岩手に帰って来たとの事。
洋野町は山海の幸が豊富でビックダディにもぴったり合うと思うんですけど。

いつ来ても魚介類、特に海藻が豊富な洋野町種市産直ふれあい広場です。とれ立て新鮮な魚介類や野菜などが格安で販売されていて一般市民にとって非常に魅力的な店舗です。
陳列されたばんじゅうの中はすべて海藻。反対側も海藻、海藻好きにはタマリマセン。

本日の海藻は「生わかめ」「若わかめ」「塩わかめ」「茎ワカメ」「あかはた」「ざるめ」「ふのり」
と、、、。

こっこれは!ワカメの様でワカメでは無い!昆布の様でコンブでは無い!久慈市でしか採れないと云われる
幻の「じっかいそう」が鮮魚コーナーにたった一つ残っていた。私は慌てて我先にとばかり手に取り買い物かごに
入れたのでした。ホッ!

久慈でしか採れないジッカイソウがなぜ洋野町で販売されているのか?
私はレジで質問したところ、洋野町種市で一か所だけ採れる海があるのだという。
その場所は久慈市と洋野町の境の場所。海側洋野町、最南端の中野地区であった。
中野の隣は、そう久慈市侍浜町だ。

中野 侍浜隣同士の海。何かが繋がって来た。
中野、侍浜と聞いて思いだす事がある。私が釣りを覚え頻繁に海釣りに行くようになった頃、
親にいわれた事だ。

春先にしか食べる事の出来ない謎の海藻じっかいそう蒸して食べるという
独特の調理方法だが、その蒸し加減で食感、味までもまるで違うものに変化してしまう。
蒸すだけという単純な調理方法とも思われるが「じっかいそう」にとっては蒸し加減で独特の食感また
味にまで影響する為、極めて精細な蒸し加減を必要とする海藻。

ジッカイソウは蒸し過ぎればヌチャヌチャになり食感など無くなりますが代わりに海苔の様な風味が
濃く出てきます。年をとったじっかいそうは茎の部分が硬くなるので少し長く蒸す必要があるせいか、
ヌチャヌチャになる傾向があるようです。熟成しきったジッカイソウの茎も美味しいものです。小枝を
食べているかの様な食感は、じっかいそう独特のものです。
今回、洋野町で購入した「じっかいそう」は蒸し加減が絶妙で食感が良く味は春を感じさせる薄口の
磯風味で個人的には3年ぶりに納得のじっかいそうを食べる事ができました。じっかいそうは海藻なので
よくワカメと比較されますが圧倒的違いは同じ量で比べれば「ワカメは一皿食べれない」が「じっかいそうは
食べられる」です。
3年ぶりに食べれたせいでしょうか。じっかいそうバカになってきました。
| 八戸ブログ日記 | 18:05 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
市日で買ってきました。
本日(4月23日)久慈の「町の日」(3日市)で買ってきまいた。数か所のテントで売ってました。
| オグラ マサアキ | 2017/04/23 22:45 | URL |